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パースペクティヴB (その2)

2009年04月08日 12:17

前回に続き「パースペクティヴB」についてもう少しだけ。

この曲は7種類の素材(連打音・グリッサンド・クラスター・コード・反復音型・アルペジオ・ゆるやかなモチーフ)で構成され、それらが脈絡なく突然入れ替わりながら繋がっていく作品です。素材の中身はある時には少し変化したり、またはしなかったりするのですが、ひとつの素材の持続時間は最短1秒、最長でも10秒。数秒単位でカードをめくるように場面を変化させながら曲が進んでいきます。師曰く、「普段見ている風景は多くの要素で出来ているが、人はそれらをいつもすべて同時に見ているわけではなく、フォーカスを変え一部一部を見る事で全体が構成され把握する。そのように演奏して下さい。」なのだそうです。

うーむ、長くとも10秒しか持続しないとは…なぜ先生は私の事を知っていたのか・・・。コロコロ視点を変える(気が変わる?)のならお手の物、な私にとって最適なスタイルの曲だったのです。脈絡なく変化していく、なんて何の苦も無し! いやいや、こんな所で自分の性格を発揮できるとは。 全体を把握出来ているかについては疑問の余地もありますが、多分、結果として把握するだけで、演奏しているリアルタイムでは奏者は全体を把握する必要は無いわけですし。
日本の教育に於いて「コロコロ気が変わる」のは決して美徳とはされていません。しかし、松平作品やメシアンに代表されるこのスタイルの音楽の演奏を生徒に教える時に、私がまず行うのは「気紛れでOK」と自分の中の軽やかな部分を認めて引き出す事です。幸いこの点だけは私は誰にも教わらずに実行できたような次第で・・・。

弾き馴染んだこの「パースペクティヴB」、今回は少しだけ新しい試みを加えてみたいとも思っています。この曲にはピアノを奏する以外に、「手を叩く」「叫ぶ」「ステップする」「ホイッスルを吹く」という4つのアクションが挿入されているのですが、目下、これをどのようにするか激しく思案中。これらのアクションが、曲の中で素材の一つとして自然に存在するためには、どのような表現が適切なのか。いや、面白いのか…(←ダメ?)。 お楽しみにして下さい。


IMG_0891_convert_20090405175454[1]

おまけ写真は近所の新井薬師の桜。
今年は花の見頃と桜祭りの開催日とポカポカ陽気が3拍子揃って、凄い賑わいでした・・・。
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